home

警固断層周辺の地層を三次元で見るとこうなります。(深さ方向50倍に強調)
警固断層が動いた場合、震度6の可能性がある地域(赤線枠、青線は警固断層)

警固断層の位置については諸説あります。いずれもボーリングデータの解析に基づいています。
今回の被害地域と無被害地域との境界は従来の位置よりもやや西側に寄っています。
警固断層に起因する断層谷があり、真の断層位置よりも西側まで谷地形があったとも考えられますが、
警固断層は活断層であることと西側では基底面が極めて浅いことから、断層そのものの位置を反映して
いるのではないでしょうか。高津・他*(準備中)によれば、詳細に見ると、上記被害地域と無被害地域との
境界線は雁行配列しており、断層もやはり雁行配列しているのではないかとのことです。

岩松 暉 2005))

図1  警固断層位置(赤紫の帯状部)



図2  警固断層位置の地層断面、コンターは岩盤上面標高コンター

三次元で見ると警固断層位置に谷地形がみられ、堆積土砂が厚くなっている部分がある。
被害地域と無被害地域の境界が断層位置よりも西側にあった、というのはこの図をみると
肯ける。また、上記の境界が雁行配列しているのは、谷地形(岩盤の凹凸)の影響もあるのではない
だろうか。

図3  N値15以下の砂や礫層の分布

青い線は警固断層位置、N値15以下の砂や礫層は、埋立て前の旧海岸部だけではなく、内陸部の
天神凹地にも広く分布している。天神凹地では岩盤が深く、岩盤の上に堆積している土も比較的緩い
土が多いので、地震時には比較的揺れが大きく、液状化の可能性もある。

図1〜3はCADで描いたものではなく、ボーリングデータ(地層、N値)をエクセルに入力して作成した
ものである。データの更新はエクセルにデータを追加するだけである。CADによる三次元ではないので、
新ためて地質断面を作り直す必要がない。